キャスティングもできるオフショアジギングリール「グラップラー300HG」が超良い

昨年から何回かタイラバで船に乗っていて、ジギングもやりたいなーと考えていたので、海用のリールを買おうと思っていました。

当初は新しくなったオシアジガーが性能的にも見た目的にもいいなぁと思っていて、お金貯めなきゃと考えていたんですが..

[nlink url=”http://staging.arakawafishing.com/offshore-reel”]

この夏、シマノからとてもナイスなリールがリリースされてしまいました!

その名も「グラップラー300HG」!

画像引用:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4659

マイクロモジュールギア搭載!高剛性・高耐久ロープロジギングリール
PE3号-250mの大容量、ギア比6.2の巻上げは使い手やスタイルを選ばず、ライトジギングからディープの鯛ラバ、スロー系ジギングまで幅広く対応。

ジギングを始めとするオフショアフィッシング色々に使えて、ビックベイトのキャスティングやショアジギにも使えるというコスパ大好き人間の琴線に触れる仕様となっているようです。

グラップラー300HGはどんなリール?

シマノのグラップラーといえば、ジギング用のロッドにその名が付いています。

リールではジギング用のグラップラーBBというエントリークラスのリールが発売されています。

そして、2017年に新発売されたの「グラップラー300HG」というジギングリールです。

[wpap service=”amazon” type=”detail” id=”B06XXCCWDS” title=”シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 グラップラー 300HG 右ハンドル”]

ロープロ型でジギング用のシングルハンドル、ジギング用だけに4号のPEが200m巻けるスプールが装備されている。

実売価格は25,000円ほどで、マイクロモジュールギアが搭載されていて巻き心地が良いことが想像できます。

まぁ、これだけならコスパの良いジギングリールが出たんだなぁって感じだけど、さらに胸熱なのは、キャスティングもこなすってポイント。

SVSというシマノの遠心ブレーキが搭載されているのです。スプールもS3Dスプールだし。

色んな釣りに使えるってことでコスパ重視の僕としては非常に惹かれるものがあります。

シマノのサイトを見れば分かることだけど、その辺の技術的な特徴を箇条書きしておく。

特徴
ハガネボディとエックスシップ
→剛性が高くて、巻き取る力が最大限に発揮される

マイクロモジュールギア
→ギアの歯が細かくて、巻き心地が超滑らかになる

S3Dスプール
→ガタツキが少なくてスムーズに回るスプール。飛距離やバックラ軽減の効果がある。

エキサイティングドラグサウンド
→ドラグ音がなる機能

そして以下は下位モデルにも搭載されてますが、

SVS(遠心ブレーキ)
→一つ前のブレーキシステム。最新のブレーキシステムはSVSインフィニティ。だがこれが搭載されたことに意味がある..。

SA-RB(ベアリング)
→塩ガミしにくい耐久性の高いベアリング。

スーパーフリースプール
→クラッチを切った時にスプールの回転が邪魔されないような機構

最初の3つは廉価版のグラップラーBBには搭載されていない機能で、シマノの上位機種から搭載されていく新機能です。

(オシアジガーだとさらにインフィニティドライブとか新機能が搭載されていくんだけど)

ジギングに使うとしたら、かなり負荷がかかると思うのでハガネボディとエックスシップは搭載されてて欲しい。

そうすると4万くらいは出さないとダメかなぁと思ってたんですが、グラップラーだと1万5千円も得しちゃうぜ!

マイクロモジュールギアは巻き心地が明らかに変わるんで効果が実感しやすいのもいいですね。

正直、ジギングにマイクロモジュールギアが必要なのか謎ですが、タイラバとか他の釣りにも使えると考えたらかなりお買い得感がある。

ドラグの音は、まぁないよりあった方がいい。

でベアリングは海水に強いSA-RBで、遠心ブレーキが付いているのでキャスティングにも対応という嬉しい仕様になっている。

グラップラー300HGのスペック比較

グラップラー300HGのスペックを他のリールと比較してみる。

比較対象は廉価版の「グラップラーBB」と、今年の新作「オシアジガー」

ちなみに、リール名の後ろに付いている数字がリールの大きさを表していて、末尾0が右ハンドル・末尾1が左ハンドルということを表しています。

グラップラーは300番代の大きさで、右ハンドルと左ハンドルモデル、

グラップラーBBは200番代の大きさで、右ハンドルと左ハンドルモデルがあるということです。

オシアジガーは大きさとギア比、ハンドル位置毎に複数のモデルがありますね。

グラップラー300HGのスペック

[table id=2 responsive=”phone” /]

グラップラーBB200HGのスペック

[table id=3 responsive=”phone” /]

オシアジガーのスペック

[table id=4 responsive=”phone” /]

グラップラーBBと比べると単純なグレードアップというか、想定する釣り物自体が大型化している感じですね。

本格的なジギングリールであるオシアジガーは、大きさとギア比が多様化されている。

ベアリングの数なんかは上位機種であるところのオシアジガーが勝っていますね。

オシアジガーにはエックスプロテクトという防水機能があったり、ボディやギアの材質も堅牢なものが使われていると思われます。

なんで剛性や巻き感はオシアジガーに劣ると思いますが、自重に関しては結構な差があります。

パーミングもロープロ形状のグラップラーがやりやすいですね。

ギア比と巻上量を比べてみると、グラップラーBBに対してギア比は低くて巻上量は多いですね。

これはスプールが大きいからですが、より軽い力で多く巻き取れるようになっていてます。

グラップラーBBより大きい魚、深い海、重いジグを扱いやすいリールということが分かります。

オシアジガーと比べると、グラップラーはオシアジガーのハイギアとローギアの間という設定になっていますね。

オールマイティーに使ってくれというメッセージを感じます。

攻め方や状況に応じてタックルを使い分けるようなプロフェッショナルはオシアジガー、僕のようなオフショアジギング入門者はグラップラーという選択肢はありですね。

キャスティングの実力は?SVSなところがミソらしい

剛性が高くて大型のハンドルが装備されていてジギングには向いているのが分かる。じゃあキャスティングで使えるってどういうこと?

グラップラーにはSVSというシマノ伝統の遠心ブレーキが搭載されている。

これはバス用のベイトリールなどにも搭載されてきたブレーキシステムなので、普通にキャスティングで使えるっていうことになる。

シマノ最新のブレーキシステムはSVSインフィニティというもので、SVSは一昔前のシステムなんだけど、海で使うリールの場合はSVSであることがミソであるという。

詳しくは、フィッシュマンテスター西村氏のブログを読んだほうが良いと思うけど、海水域で使用するならSVSインフィニティよりSVSの方が向いているということ。

Fishmanテスターはグラップラー300HGに高評価をつけるようです

SVSインフィニティだと海水域で使用しているとだんだんブレーキの設定が変わってきちゃうらしい。

旧SVSだとそんなことにはならないと。

ブレーキ以外は最新設計ということで、グラップラー300HGではギア周りの浸水問題も解決されているようです。

ビッグシューターコンパクトにジギングハンドル付けて、タイラバとキャスティング用にカルコン買うっていう選択肢も検討したんですけど、値段と浸水問題で躊躇してたんですよね。

カルカッタコンクエストBFSは浸水問題が解決してるらしいけど、糸巻き量が足りないし..。

グラップラーなら、ぜんぶ解決じゃんっていう。

キャスト動画も上がってるけど、ぜんぜん問題ないですね。

カルコンはいつかもう少し余裕のある時に買おう..。

キャスティングで使う時にはハンドルを変えたほうが良いので、ダブルハンドルは別途入手が必要ですが。

普通のシマノベイトリール用ではなく、ダイワ・アブ用の経の大きいハンドルが合うようですね。

ハンドル付け替えは個人的には大した手間ではないので、ジギングでもキャスティングでも使える万能リールとして活躍してくれそうです。

[wpap service=”amazon” type=”detail” id=”B06XXCCWDS” title=”シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 グラップラー 300HG 右ハンドル”]

グラップラー300HG(右巻き)を入手したのでロッドに装着&巻いてみた

入手したので、ライトジギングロッドに装着して巻き巻きしてみた。


大きさはビッグシューターコンパクトと同等か少し大きいくらいで、余裕でパーミングができる。

シングルハンドルの長さはさすがジギング用という感じで、素振りだけどハーフピッチジャークがやりやすかった。


ジグを装着してなかったからだけど思った以上に軽い。ジギングロッドはロッドエンドを脇に抱えられるのもあるのかな。

巻き感はさすがマイクロモジュールギアという感じで、ノイズをまったく感じないスムーズな巻き心地。かなり軽いです。

この巻き心地は疲労感軽減にも効果がありそう。

追記:使ってみた感想

使用したシチュエーション

・タイラバの合間に100gくらいのジグを使ったライトジギングで

・タイラバで

ライトジギングでは3号のPEを巻きました。糸巻き量はばっちぐーですね。

まずジギングしてみた感想ですが、この大きなハンドルのおかげでめっさ、しゃくりやすかったです。

ジグの重さが100gくらいになるとビックシューターコンパクトのハンドル長や巻取り量じゃ厳しいっすね。

よくわかりました。やっぱ専用の道具って快適。

タイラバでも使ってみました。

マイクロモジュールギア最高だなって思いました。

巻心地というか、巻感度的なものが格段にアップしましたね。

ハンドルが長すぎてタイラバには向いてないかなーとも思ったんですが、全然使えるなという印象です。

たぶん真冬とかの超スローで巻きたいときには、ダブルハンドルの方がいいんでしょうけど。

狙い通り、いろいろ使いまわせそうで良かったです。